お金のことば
月給を時給になおすと?(最低賃金より下になっていないか確かめる)
ひとことで言うと
月給の会社でも、時給になおせば最低賃金と比べられます。年間休日が少ない会社は、時給にすると低くなることがあります。
月給を時給にする計算
時給は、「月給 ÷ 1か月に働く時間」で出します。1か月に働く時間は、「(365 − 年間休日)× 1日の時間 ÷ 12」です。
たとえば、年間休日120日・1日8時間の会社は、(365 − 120)× 8 ÷ 12 で、1か月に約163時間働きます。月給20万円なら、時給は約1,224円です。
年間休日105日・1日8時間の会社は、約173時間です。同じ月給20万円でも、時給は約1,154円になります。休みが少ないぶん、時給は低くなります。
最低賃金より下になっていないか
長崎県の最低賃金は、いま時給1,031円です。2026年11月2日から、1,087円になる予定です。
月給18万円で、年間休日105日・1日8時間の場合、時給は約1,038円。いまの最低賃金は上まわっていますが、1,087円になると、下まわってしまいます。会社は、月給を上げる必要が出てきます。
月給17万円で、年間休日120日の場合は、約1,041円です。この場合も、1,087円には届きません。
比べるときに引くもの
最低賃金と比べるときは、通勤手当、家族手当、精勤手当、残業代・深夜や休日の割増の分、ボーナスは、月給から引いてから計算します。これらは、最低賃金の対象にならないからです。
月給に「固定残業代」が入っているときも、その分を引きます。基本給だけで時給にして、最低賃金より下になっていないか確かめましょう。
もし下まわっていると感じたら、まず会社に確認し、それでも分からなければ、長崎労働局や労働基準監督署に相談できます。
よくある疑問
- Q. 月給制でも、最低賃金は守られますか?
- はい。月給を時給になおした金額が、最低賃金を下まわってはいけません。パート・アルバイトだけでなく、正社員も対象です。
- Q. 最低賃金より低かったら、どうすればいいですか?
- まず会社に、計算のしかたを確認しましょう。解決しないときは、長崎労働局や労働基準監督署に相談できます。
求人を見るときのポイント
- 時給 = 月給 ÷ 1か月に働く時間(1か月に働く時間 = (365 − 年間休日)× 1日の時間 ÷ 12)。
- 年間休日が少ないほど、同じ月給でも時給は低くなる。
- 通勤手当・残業代・ボーナスなどを引いてから、最低賃金と比べる。
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次にできること
- 長崎の会社をさがす 仕事の中身や働く人の様子を、会社ごとに読めます。
- 時給・月給の計算ツール 最低賃金より下になっていないか、確かめられます。
- 学校・保護者の方へ 進路の相談や授業で使える案内です。
- 載せてほしい会社を教える 知っている会社やお店があれば、お知らせください。
法律や制度は変わることがあります。2026年10月に確認した内容です。くわしいことは、長崎労働局・ハローワーク・労働基準監督署などで確認してください。