お金のことば
「賞与あり」の求人の読みかた(ボーナスが少ない会社の見分けかた)
ひとことで言うと
「賞与あり」と書いてあっても、金額は決まっていません。書きかたのちがいを知っておくと、ボーナスが少ない会社を見分けやすくなります。
求人の書きかたのちがい
「賞与 年2回(前年実績 計3.5か月分)」は、去年の実績が書いてあるので、いちばん分かりやすい書きかたです。ただし、今年も同じ額が出るという約束ではありません。
「賞与 年2回」とだけ書いてあるときは、何か月分なのか分かりません。応募の前に、前年の実績を聞いておきましょう。
「賞与あり(業績による)」は、会社がもうかったときに出るという意味に近く、出ない年もあります。「決算賞与」や「寸志(すんし)」は、ふつうのボーナスより少ない額のことが多いです。
「賞与なし」と書いてある会社は、そのぶん月給が高めに設定されていることがあります。月給だけで比べずに、1年のお金(年収)にして比べましょう。
少ないかもしれないサイン
「賞与あり」なのに、回数や月数が書かれていない。前年の実績を聞くと、はっきり答えてもらえない。このようなときは、金額が少ないか、一定でない可能性があります。
入社1年目はボーナスが少ない、または出ないという会社もよくあります。「支給の対象になる期間」に、入社した日が入るかを確かめると安心です。
月給が、近い仕事の平均より高い場合は、その中に固定残業代が入っていないかも見ましょう。月給は高くても、基本給が低く、ボーナスのもとになる金額が少なくなっていることがあります。
聞いてよいこと
ボーナスについて聞くのは、失礼なことではありません。「前年のボーナスは、何か月分でしたか」「入社した年は、どのくらい出ますか」と、ていねいに聞いてみましょう。
もし、はっきり教えてもらえなかったら、その会社の説明のしかたも、会社を知る大事な材料になります。
よくある疑問
- Q. 「賞与あり」と書いてあったのに、出なかったらどうなりますか?
- ボーナスの金額は、会社のルール(就業規則など)で決まります。「業績によっては出さない」と決まっている場合は、出なくても違反とは言えません。契約書や就業規則に、どう書いてあるかを確かめましょう。
- Q. ボーナスが出る会社と出ない会社、どちらがよいですか?
- ボーナスだけでは決められません。月給が高くてボーナスなしの会社と、月給が低めでボーナスのある会社では、1年のお金が逆転することもあります。年収にして比べましょう。
- Q. アルバイトやパートにもボーナスはありますか?
- 会社によります。「寸志」や、決まった額の賞与が出るところもありますが、出ない会社も多いです。求人に書いてなければ、聞いてみましょう。
求人を見るときのポイント
- 「賞与あり」は、前年の実績(何か月分・年何回)まで確かめる。
- 「業績による」「寸志」「決算賞与」は、ふつうのボーナスと別ものと考える。
- 入社1年目の支給の扱いを聞く。
- 月給の中の、基本給・固定残業代・手当の内訳を確認する。
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